松山賢《模様の絵(めくれあがる身体)》

¥280,000(税別)

松山賢《模様の絵(めくれあがる身体)》

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平面に立体のように見えるように人を描いた上に模様を描く。背景の模様からわずかにずれ立体的に見える。立体を描いた平面がめくれ上がって立体になる。そのめくれ上がった立体を平面に立体に見えるように描く。二次元に三次元を描いた二次元がめくれ上がった三次元を二次元に三次元として描いた。

Size

72.7×50.0cm

Year

2022

Material

アクリル絵具、紙

「美術」という言葉が作られる前から「美術」というものはあった。
約20万年前に現生人類がアフリカに発生し、
日本列島に約3万8千年前に到達した。旧石器時代の洞窟壁画、
地母神像から縄文土器土偶など、後に「美術」と呼ばれるものが
先史時代から作られた。実用的なものにも、装飾や文様が施された。
写真を見て描いた写真のように見える絵画の上に、文様を
盛り上げたり、彫ったりした「写真の絵・模様の絵」。縄文時代に
日本列島に生息していた動物が、縄文土器土偶の文様を身にまとい、
縄文時代と同じようにたき火による野焼きで怪獣になった
「土器怪獣」など、絵画や彫刻を制作、発表している。 ー松山 賢

Art existed before the word art was coined.
The first humans appeared in Africa about 200,000 years ago,
and arrived in the Japanese archipelago about 38,000 years ago.
They created what would later be called art such as
paleolithic cave paintings, statues of the mother goddess,
and Jomon earthenware and clay figurines.
They decorated and patterned even practical objects.
I have produced and exhibited paintings and
sculptures such as“ Photo Panting・
Pattern Painting,” in which patterns were
heaped up or carved on top of paintings that
look like pictures drawn from photographs, and
“Earthenware Monsters,” animals that inhabited
the Japanese archipelago during the Jomon period
and wore the patterns of Jomon earthenware
and clay figures and became monsters
by burning over open fires
as they did in the Jomon period. ーKen MATSUYAMA

岩手県生まれ。京都市立芸術大学大学院修了。
2022年「縄文土器怪獣群」(ギャラリーSiacca / 東京)、
「絵画・彫刻・箱・縄文」(丸善丸の内本店 / 東京)、
「怪人図・土器彫刻と模様の絵」(日本橋高島屋 / 東京)
など個展多数。2018年「めがねと旅する美術展」
(青森県立美術館、島根県立石見美術館、静岡県立美術館)、
2019年「美少女の美術史」(北師美術館 / 台北)、
「あ、コレ知ってる! はにわ、どぐう、かえんどきの昭和平成」
(新潟県立歴史博物館)、2022年「美術の眼、考古の眼」
(横浜市歴史博物館 / 神奈川)などグループ展に多数参加。