大竹寛子 個展「Rhizome」を開催 (2023.11.15-11.27@アフロードクリニック)

バイリンガル美術情報誌『ONBEAT』は、2023年11月15日(水)〜11月27日(月)東京・表参道に位置するAFRODE CLINIC(アフロード・クリニック)にて現代日本画家・大竹寛子 個展「Rhizome」 を開催します。

これまで弊社は、日本の芸術文化を見つめ直し、その魅力を世界へ発信することを目的として、バイリンガル美術情報誌『ONBEAT』を発刊するほか、複数のギャラリーおよび全国の百貨店にて展覧会を企画運営してきました。

今回、その活動の一環として最新号『ONBEAT vol.19』の誌面で紹介した大竹寛子の最新作を、AFRODE CLINICにて展示・販売いたします。

主に蝶や花をモティーフとして作品制作している大竹寛子は、蝶が幼虫から成虫、そして美しい蝶へと成長するように、また花が蕾から花になり、やがて枯れて自然に還るように、流動的であることと恒常的であることが同時に存在する自然の摂理の中に、儚さや強さ、美しさを見出し、それらを可視化しようと試みています。また流動的で儚いものを、あるがままに受け入れ、共存しながら精神的な成熟を目指してきたことが、日本人のアイデンティティの一部になっていると考え、異なる文化の共生や部分と全体の共生、伝統と現代の共生など、一見相反する価値感が共生する美を、既成の日本画のカテゴリーを超えて描いています。

大竹は、今回Rhizome(植物学の用語で「根茎」のこと)をテーマとした新作を制作しました。「Rhizomeとは横に繋がっていく多方向な関係性のことを、現代思想家のドゥルーズとガタリがその共著『千のプラトー』の中で比喩的に表現した哲学用語としても知られています。“ものごとは多方向に複雑に関係し合っていて、一見バラバラに存在しているものでも、実は見えない地下根茎などで絡み合っている”という世界観は、これまでモチーフとして描いてきた蝶に関連する“バタフライエフェクト”の世界観とも共通する部分があります。」と語り、世界の多様性と関係性を表現しようと試みた現代日本画家・大竹寛子の新たなる世界を是非ご覧ください。

開催概要「Rhizome

・会期:11月15日(木)〜11月27日(月)
・時間:13:00〜19:00 ※最終日は〜17:00
※レセプションパーティ 11月18日(土)17:00〜19:00
・休館日:火曜日
・会場:AFRODE CLINIC(東京都渋谷区神宮前3-5-7 BASE神宮前 B1)
・入館料:無料
※状況により、会期・開館時間が予告なく変更となる場合がございます。ご了承下さい。

出品作品

※都合により一部変更となる可能性があります