サイズ(cm) | 53×41×2 |
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制作年 | 2022 |
素材 | パネル、絹、酸性染料 |
梅田は染色表現、とりわけ蝋染めの技法を通じて、新たな絵画表現の可能性を追求している。主題とする自然を見つめる際には、個々の記憶や感覚のフィルターや他の生物の視点など、複数の視点を意識しながら想像を巡らせる。染色による表現では、染料が水に乗って広がる様や、不可逆の工程の中で生じる現象が、思考だけでは辿りつけない像を導いてくれる。まるで素材そのものが導き手となり、布の上に自然を発生させるようにして世界を構築していく。その過程で物語や体系が生まれ、鑑賞者に日常の中に潜む未知の世界を提示し、新たな視点をもたらすことを目指している。
1993年広島生まれ
2016-2018年広島市立大学博士前期課程芸術学研究科造形計画研究専攻染織研究室
2017年三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生
2012-2016年広島市立大学芸術学部デザイン工芸科染織専攻