大谷陽一郎

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1990年大阪府生まれ。2018年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。2018~2019年清華大学交換留学 (北京)。2023年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2020年 「DenchuLab.2019」 (旧平櫛田中邸/東京)、2021年 「江原梨沙子 大谷陽一郎2人展 『孤帆の遠影』」 (モンブラン銀座本店/東京)、「未来可期的日本新鋭藝術家們」(上海梅龍鎮伊勢丹 / 中国)、 2022年 「PRIVATE HOUSE 生きられた家」( 練馬の日本家屋/東京) などグループ展に多数参加。2018年東京藝術大学 サロン・ド・プランタン賞、2022年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程 野村美術賞受賞。2017年大谷陽一郎作品集 『雨』 (リトルモア)、2021年大谷陽一郎著「かんじるえ』 (福音館書店)。MixC Shenzhen Bay(中国)、東京藝術大学大学美術館に作品収蔵。

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Statement

《ki/u》では、「キ」と「ウ」という音節に基づく漢字を無数に配置することで雨を描いた。この発音の基底にあるのが雨乞いを意味する「祈雨」という言葉である。加えて、「喜雨」「樹雨」「鬼雨」「雨期」「雨季」「気宇」などの既存の言葉を拾っていきながら、さらにその他の漢字へと派生させていった。最終的に50種ほどの「キ」と「ウ」と発音する漢字を使用している。ミニマルな音節からあらゆる意味が溢れ出し連関していく。 線行から解放された漢字は作品のなかで同一平面上にある全ての漢字と接続する可能性をもつ。鑑賞者の視線のなかで漢字同士が縁によって出会うことで、あらゆるインスピレーションが生まれる。漢字の形態、音節、意味が相互的に作用し合い、祈りのイメージを介しながら漢字同士が共鳴する場として作品を提示する。

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