月乃カエル

※月乃カエルのその他の作品は最下部をご覧ください

1963年東京都生まれ。
システムエンジニアとしてIT企業で勤務後、2014年よりアート作家として活動、2019年より作家活動に専念。
2014~2023年gallery201(東京)、2016~2022年ガレリア表参道原宿(東京)、2023年名古屋栄三越(愛知)などにて個展多数。
2016年「Daegu Art Fair」(大邱)、2019年「Art Chengdu」(中国)、2020年「Art Beijing」(北京)、2022年「アートステージ大阪」などアートフェアに多数参加。
アートオリンピア2017入選。
Independent Tokyo 2019タグボート特別賞、BrainBrunn ART AWARD 2022 大賞、美の起原展2022大賞など受賞多数。

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Statement

中間管理職だった46歳でアートを創作し始め、家族や友人の死をきっかけに本格的な作家活動に入りました。
オリジナルのデジタルイラストをプリントしたものを階層化しレジンやデコパーツを組み合わせた作品は、
クラフトと絵画を融合したような複雑な構造となっています。

私が作品を通じて描く世界は、生き物が個々に認識する世界の集合であると考えています。

人間が五感により認識する世界と他の生物が認識する世界とでは、その景色は異なります。
同じ種である人間同士であっても、民族、世代、思想信条等によって、いくつもの閉じた世界が存在し、時に分断や抗争を生んでいます。
そして、それらの景色がすべて折り重なっているのが我々の存在する世界であると思うのです。

我々の存在する世界には、自身が認識できる世界とは異なる世界が、無限に折り重なっているということを意識しながら、私は作品を制作しています。

カエルは水中と陸上のどちらにでも棲み、二つの世界を繋いでいます。
この世界に折り重なる、自分が認識できない世界にも思いを馳せ、分断や対立構造を和らげる役割をアートによって果たせたらと思います。

作品

ARTISTS