サイズ | 41.5×50.7×4.3cm |
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制作年 | 2025 |
素材 | 土佐典具帖紙,木製額,アクリル付 |
身近にある素材の本質に目を凝らし、それをまだ誰も見たことのないかたちで提示すること。
私の制作は、そんな問いかけから始まります。
土佐典具帖紙という極薄和紙を、繊維の状態にまで解体し、それらを再構成して動物の毛並みを描く行為。
それは、紙が本来持つ力を解き放つ作業でもあります。
一枚の紙を繊維として捉え直すことで、素材そのものの可能性を探り、
世界を新たな視点で捉え直すことを目指しています。
紙の繊維が持つ時間と密度、そして静かな生命力を通して、見る人の感覚に触れるような作品を届けたいと考えています。
1985年高知県生まれ。
2011年地元の和紙職人との出会いを契機にちぎり絵の制作を開始。
2025年「Hashiru Ueda × Aki Yamanaka『けっこうけだらけ』」(ギャラリー月極 / 東京)、「藝の工藝」(伊勢丹新宿店 / 東京)、「”TSUKIGIME”POP UP EXHIBITION」(LOVUS gallery / 東京)などグループ展に多数参加。
2020年第33回全国和紙画展金賞、2021年第34回全国和紙画展大賞を受賞。
2019年天皇皇后両陛下および彬子女王殿下への献上品に作品が選出される。

