サイズ | 72.7×72.7cm |
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制作年 | 2025 |
素材 | アクリル絵具、キャンバス |
UMEHARA KAZUHIROの作品のコンセプトは主に2つあります。一つ目は「アンチ・オートマティズム」であり、従来のオートマティズムが重視した無意識的・感性的創作に対し、二項対立的アプローチにより理性的・秩序的手法に挑戦します。一定のルールに基づく反復筆致を通じて、文字のようで文字でない非具象的線描を描き、四象限マップにおける理性的非具象という新領域の開拓に挑戦します。二つ目は、アセミック・ライティングの概念を内包した「アセミックペインティング」で、意味性のない記述により、鑑賞者による多様な解釈を促進します。ジャック・デリダの「差延」的解釈、フェルデナン・ド・ソシュールの「記号論」的解釈、ロラン・バルトの「作者の死」的解釈といった現代思想と連動し、視覚的言語と非言語の中間領域を探求します。
1993年奈良県生まれ。
同志社大学神学部中退後、イギリスのブリストルに留学。帰国後、祖父の会社である株式会社ミカサスポーツに入社。野球グラブ職人として修行。新型コロナウイルス感染症拡大を機にアーティスト活動を本格化。
2025年「Asemic Painting(Amalgam Art Gallery / 東京)など個展開催。2020年「美術は抽象によってこの世界の本質に迫る」(渋谷ヒカリエ / 東京)、2021年「現代アート注目の3人展」(東京ミッドタウン)、2023年「春遊会」(京王百貨店新宿店 / 東京)などグループ展やアートフェアに多数参加。

